2022/01/03

Passo a Passo


あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします

ようやく出かけられるような状況になってきましたね。いろいろと気をつけながらではありますが、またカメラを持って出かけられることができるのは嬉しいですね。少しカメラから離れていた方も、リハビリがてら少しずつでもいいので何か好きなものを気軽に撮ってみてくださいね!

2020年7月から開催しているオンライン写真展も2年目に入りました。作品展を開催することができないので、写真を発表する機会を作ろうと思って始めたのですが、この状況の中、こんなに長く続いて、そして参加してくださる生徒さんがいらっしゃること、本当に嬉しいです!2ヶ月に1度の組写真の発表は簡単ではありませんが、まさに「継続は力なり」。生徒さんも私も成長したなぁ、と思える1年でした。

今年も1月29日(土)から開催しますので、今まで参加できていなかった生徒さんも今年は是非ご参加くださいね!何かわからないことなどあればサポートしますので、1枚からでも気軽にご参加頂けたらと思います。オンライン観賞会も、撮影の裏話が聞けたり、とても楽しいので(もちろん真面目な写真の話もしています笑)、ぜひぜひご参加ください!継続して参加してくださっている生徒さん、これまでの頑張りは必ず力になっていますので、新たな挑戦をしつつ、今年も引き続き作品作りを続けてくださいね!今年の作品も楽しみにしています。

今年の年賀状は、撮影に出かけた時に出会った水辺の景色です。水のある風景にはいつも惹かれてしまいます。オンライン作品展のために写真を撮ったり、作品を作っていくなかで、自分が撮りたいものや作品の方向性が少しずつ定まってきました。これは自分の撮り続けていきたいテーマでもあり、目指しているイメージに近い仕上がりにできたので気に入っている写真です。まだうまく言葉にはできませんし、完成形ではありませんが、これから時間をかけて取り組んでいこうと思っています。

オンライン写真展のように短いスパンで継続して作品を作っていくうちに「何を撮るのが好きなのか」「何を伝えたくて写真を撮っているのか」「どんなテイストの写真が好きなのか」など、自分でもはっきりわかっていなかったことが、少しずつ見えてくると思います。それがわかってきたら、長期的に取り組む作品作りにも挑戦してみてくださいね。今後、そのような作品を発表できる場も設けられたら、と思っています。

タイトルの"Passo a Passo"はイタリア語で「一歩ずつ」の意味です。完全に今まで通り、とまではいかなくても、今年もできることから一歩ずつ、前に進んでいきたいですね。

今年もみなさまにとってより良い一年でありますように。
本年もよろしくお願いいたします。

2021/01/05

本年もゆるり前進


新年明けましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします

昨年のお正月にこのブログを書いていたとき、2020年があんな一年になるとは全く予想もできませんでした。世界中が変化し、人々も変化した一年でした。

今までと同じようにはいかないけれど、そんな中でもできることを探し、オンライン写真展やオンライン観賞会を企画したり、新しい挑戦もしました。そして参加してくださった生徒様に、楽しかった!とか、勉強になりました!というような感想を頂くと、本当に嬉しく励みになりました。なので、苦しい、大変、なだけな一年ではなく、楽しみながら変化に対応してきたところもありました。

気を緩めることができない状況が続いておりますが、できる限りの対策をしっかりしながら、本年もゆるり前進、していけたらいいなと思っております。

今年の年賀状は横浜の空です。オンライン写真展用の作品を撮りに行った時に撮ったものです。夕方の空を年賀状にすることはあまりないのですが穏やかに暮れていく広い空がとても綺麗だったのでこの写真にしました。ありとあらゆる「こうでなくてはダメ」を自分で壊したい気分でもありました。

下の文字は「Think different.」(とにかく「普通」がイヤで反転させています) 言わずと知れた、1990年代のアップルの広告のキャッチコピーです。以下、スティーブ・ジョブズのインタビューの引用です。このキャッチコピーの元となったジョブズの考え方・哲学です。少し長いのですが、気になる方は読んでみてくださいね。

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When you grow up, you tend to get told the world is the way it is and your life is just to live your life inside the world. Try not to bash into the walls too much. Try to have a nice family life, have fun, save a little money.
That’s a very limited life. Life can be much broader once you discover one simple fact, and that is - everything around you that you call life, was made up by people that were no smarter than you. And you can change it, you can influence it, you can build your own things that other people can use.
The minute that you understand that you can poke life and actually something will, you know if you push in, something will pop out the other side, that you can change it, you can mold it. That’s maybe the most important thing. It’s to shake off this erroneous notion that life is there and you’re just gonna live in it, versus embrace it, change it, improve it, make your mark upon it.
I think that’s very important and however you learn that, once you learn it, you’ll want to change life and make it better, cause it’s kind of messed up, in a lot of ways. Once you learn that, you’ll never be the same again.

大人になると、この世界とはこういうもので、自分の人生も、その中にある人生を生きることだ、と言い聞かされることになりがちだ。壁を叩くようなことはしすぎるな。良い家庭をもって、楽しみ、少しばかりの金を貯めよう。
そういうのは、とても制約された人生だ。たったひとつ、単純な事実に気づけば、人生は可能性がずっと開けたものとなる。それは、自分を取り囲んでいるすべてのもの、人生と呼んでいるものが、自分より賢いわけではない人々が作り出しているということだ。周りの状況は自分で変えられるし、自分が周りに影響を与えることもできるし、自分のものを自分で作ることも、他の人々にもそれを使ってもらうこともできるのだ。
人生だと思っていたことも、突いてみることができ、自分が何かを押し込むことで、反対側で何かが突き出たりするのだと悟り、人生は変えることができると理解すれば、自分で人生を造形していくことができる。それこそが、おそらく何よりも大切なことなのだ。それこそが、人生はそこにあり、自分はその中で生きるしかないという誤った考えを揺さぶって振り払い、人生を抱きしめ、変化させ、改善し、自分自身の痕跡を刻み込むということなのだ。
私はこれはとても大切なことだと思うし、どのようにそれを学んだかに関わらず、それを学んだ者は、このいろいろな意味で厄介なことがらを抱え込んだこの人生を変化させ、より良いものにしようと望むことになるのだと思っている。一度このことを学べば、それまでのままではいられないのだ。
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今年も皆様にとってより良い一年になりますように。
本年もよろしくお願いいたします!

2020/07/11

オンライン写真展開催します!+ おさかな紹介


お天気が不安定な日が続きますね。この暑さの中、マスクをして過ごしたり… 普通ではない日常ですが、いろいろなことに気をつけながらも、なるべく楽しいこと、幸せに繋がることに照準を合わせて生活していきたいなぁ、と思う毎日です。

写真教室Feliceでは、1年半くらいに1回、生徒さんによる作品展を開催してきたのですが、この状況下では次回開催時期が未確定な状態なので、オンラインでの写真の展示をすることにしました。展示、と言ってもCoten ( https://coten.pics )というサイトに同時期に写真作品をアップして頂く、というもので、気軽にご参加頂ける形にしました。1回だけではなく、奇数月の最終土曜日から開催していく予定です。第1回目は7月25日から8月7日までの2週間です。どなたでもご覧頂けます。#felicecoten タグで検索してみてくださいね!

オンライン写真展、私も出せる時は出そうかな、と思っているので、早速作品を撮りに水族館へ行ってきました。なぜ水族館かと言うと、4月・5月の自粛期間中に、全国の水族館が館内の様子を映した動画を配信してくださっていて、それを見ているうちにすっかり水族館に魅せられてしまい、行けるようになったら是非訪れたいと思っていたからです。お客様を迎えることができなかった期間も、動画配信などで楽しませてくださった水族館を応援したい気持ちもありました。閉館していた水族館も少しずつ再開しはじめたので、人があまりいない平日に、家から一番近いえのすいに行ってきました。

今回の大きな目的は、Cotenでのオンライン写真展用の写真を撮ることだったので、それはそれで撮ってきたのですが、もうなんとも可愛い子達に出会ってしまったので、ここでご紹介します。

コロコロなフォルムがかわいいフウセンウオです!この子たち、なんとお魚なのに泳ぎが苦手なんですよ…。なのでくっつけるところにみんなピタっとくっついているんです。動画も撮ってみたのですが、ほとんど泳いでくれないので、写真と変わらないという結果に… ずーっと見ているとたまに泳いでくれるのですが、風船みたいにふわふわゆっくり泳ぐので本当に見ていて癒されました。



Cotenに出す予定の作品は全く違う感じのものなのですが、みなさまに可愛さと癒しのお裾分けです^^

オンライン写真展、皆様の作品作りの進捗はいかがでしょうか?この状況なので、新規に撮影したものでなくても構いませんし、みんなで写真を楽しむ気持ちで、是非ご参加くださいね。皆様の作品を楽しみにしています!

2020/05/01

望遠レンズの圧縮効果

ちょっと面白いものを見つけたのでシェアします。


写真をやっている方なら、予想はつくと思いますが、この密集した様子は望遠レンズの「圧縮効果」を使って演出しています。

同じ状況でも撮り方や角度、レンズの選択によってここまで表現を変えることができます。報道でよく使われる手法です。情報を受け取る側も気をつけないといけませんね。

でも、この作例(これは実際に雑誌や新聞等で使用された写真ではないそうです)、普通にみなさんが撮影するときにも応用できます。望遠レンズを使えば、スカスカな花畑もお花いっぱいにできますし、遠くにあるものも大きく写せるのでうまく背景に使うこともできます。外に出て撮影できるようになったら、是非やってみてください。

1つ例を載せてみますね。




これはいつだったか…かなり前に撮った赤レンガ倉庫のイースターのうさぎちゃんです。120mmくらいで撮っています。実際には後ろの2匹はかなり離れたところに置いてありますが望遠レンズを使うことによってこんな風に引き寄せて撮ることができます。作例として撮ったわけではないので、広角レンズバージョンがないのですが、広角で撮ると、後ろのうさぎちゃんたちはもっと小さく写ります。試してみてくださいね。

春ですね… 今は我慢の時ですが、さすがの私も(生徒さんたちはご存知だと思いますが、私は旅以外ではかなりインドア派です)、外に出て思いっきり撮影がしたくてたまりません…。最近は、今までに撮った写真を見返したりしています。こんなものを撮っていたんだ、という発見もあってなかなか面白いです^^

2020/04/19

オンラインレッスン準備と旅の思い出


世界中が大変な時期ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?


写真教室Feliceも4月1日から対面式のレッスンを休止しております。生徒さんたちにお会いできない寂しさはありますが、皆様の健康や安全には変えられません。再開の日を待ちながら、今できることをやっていこうと思います。

Feliceでは昨年から検討しておりましたオンラインレッスンを、今月半ばから開始することに致しました。今のところすでに対面レッスンを受講して頂いている生徒さんを対象としておりますが、現在、新しく写真を学ばれたい方も受講できるように準備を進めております。開講する際にはまたホームページやブログ等でお知らせいたします。

なお、オンラインレッスンは、様々な事情で外出が難しい方や、遠方の方も写真を学んで頂くことができる新しいレッスン形態として、このたびの状況が無事に収まったあとも続けていく予定です。

Feliceのオンラインレッスンは、メールでの添削レッスンと、Skypeを使ったWebレッスンの2種類をご用意しております。それぞれ利点があるので、併用して頂くことも可能です。各レッスンのご紹介についてはまた改めてお伝えさせて頂ければと思います。


それにしても、なかなか収束が見えないこの状況、少し疲れてしまっている方もいらっしゃるかもしれません。当たり前にできていたことができなくて不自由に感じたり、いつまで続くのかわからないこの状況に不安になったり…。

そんな中でクスっと笑って頂けるような写真はないかな…と以前イタリアに行った時に撮った写真を見返してみました。


南イタリアのRavello(ラベッロ)という街で出会った、通りを人が歩くたびに門から顔を出すわんちゃん。隙間とお顔のサイズがぴったり過ぎて動かせないらしく、しばらくずーっとこのままで、見ていて笑ってしまいました。



こちらは何がそんなに気になるのか身を乗り出している猫ちゃんたち。仕草が人間みたいですよね!ここはローマにある、Largo di Torre Argentina (トッレ・アルジェーンティーナ広場)。遺跡が残っているのですが、野良猫や捨て猫を保護する場所でもあり、そこに住んでいる猫ちゃんたちです。広い遺跡の中でみんなのんびり暮らしています。中にはちゃんと保護センターなどもあり、ボランティアスタッフが里親を探すなどの活動もされているようです。ここの猫ちゃんたちは幸せですね。

この子たちも今はきっと人通りの少なくなった街で静かに過ごしているのかもしれません。いつかまた、たくさんの人が訪れ、笑い声が溢れる街に戻ることを願って…


本当に大変な時期を皆さん過ごされていると思います。長丁場になりそうですし、あまり無理せずに、できるだけストレスをかけない過ごし方をしていきたいですね。小さなことでもいいので新しい挑戦をしてみたり、好きな写真集や映画を見てみたり、あるいはローマの猫ちゃんたちのようにただただのんびり過ごすのも良いかもしれません。みなさまどうぞ心と体を大事にしながらお過ごしくださいね。

2020/01/03

Happy New Year!


新年明けましておめでとうございます!
早いもので2020年1月で写真教室Feliceは10周年を迎えました。
続けてこられたのは支えてくれる家族や友人、写真を愛する生徒の皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。
これからもFeliceを写真が大好きな人たちが集う場所にしていけたらと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2019年は2年ぶりの生徒さんによる作品展を開催しました。何かを伝えよう、という意思が感じられる作品やブックが多く、見応えのある展示になりました。皆さんの成長を感じられてとても嬉しかったです。今年の夏の中間発表会、来年春の作品展に向けてまた頑張っていきましょう!

今年の年賀状は2018年に訪れたロンドンの早朝のハイドパークで撮った写真です。11月初旬だったのですが、吐く息が白くなり、落ち葉には霜が降りるほどの寒さ。それでも早朝からたくさんの人が散歩している都会のオアシスです。犬連れの人もたくさんいて、ほとんどのわんちゃんはリードなしで歩いています。一定の距離を保って飼い主さんの後をのんびり歩くわんちゃんたち。散歩の途中で出会う他のわんちゃんと喧嘩するでもなく、ときには戯れて遊んだり。穏やかで幸せな時間が流れていました。

2020年も皆様にとって幸せな一年になりますように。

写真を通して自分が楽しくて幸せになったり、見てくださる誰かを幸せにしたり… 写真で人を幸せにしたい、という気持ちではじめた教室も11年目に入ります。今年も写真を通して一人でも多くの方に幸せな気持ちになって頂けるよう前進していきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


2019/07/06

奈良 - 水のある風景 -

少し前ですが、奈良に行ってきました。悠々とした佇まい、高くて広い空が好きで、定期的に奈良の空気が吸いたくなります。どこに行ってもそうなりがちな私の旅ですが、旅のメインは散歩です。

ちょっと暑くなりはじめたこの季節、散歩していて通りかかった鷺池。浮見堂が有名な場所です。初めて訪れたのですが、ここも奈良の他の場所と同様、広々としていてのんびりした時が流れていました。周りの樹々や空、雲、浮かぶ枝、流れる風と池の水が作り出す世界は見ていて飽きません。池をぐるりと一周しながら撮りました。

こういうどこにでもありそうで、その時そこにしかない風景が好きです。









この旅で出会った水のある風景を、夢の中のような、現実ではないようなイメージで伝えたくて、今回は少し仕上げを変えました。

写真の正解は必ずしも目の前にある景色をそのまま再現することではないので(もちろんそういう場合もありますが)、表現は自由です。逆に言うと、伝えたい事がないとどう仕上げたらいいのかわからないのでいろいろと迷ってしまいます。写真を撮るとき、発表するとき、どんなイメージで人に伝えたいのかを考えながら取り組むと「伝わる」作品になります。

旅の気軽なポストのつもりでしたが、つい写真について書いてしまいました…。作品展も近いので、皆さんの作品作りのヒントになれば嬉しいです。

2019/03/08

写真の起源 英国


東京都写真美術館で今月5日からはじまった「写真の起源 英国」を見に行って来ました。昨年旅したロンドンのVictoria and Albert Museumにも写真文化の初期の写真や説明がたくさんあったのですが、当たり前ですが説明が全部英語で完全には理解できず… この展示をずっと楽しみにしていました。

写真学校時代、少しは写真の歴史のようなものを学んだはずなのですが、その時はさほど興味がなく… 今思えばもったいないことですがほとんど覚えていなくて、今になって知りたい、と思うようになりました。

写真というものがなかった時代に「写真」が生まれ、ヴィクトリア時代のイギリスでは写真とは何か、科学なのか芸術なのか、というところから議論されていました。万博での展示も「機械」のセクションに分類されそうになりましたが、当時の写真界の方々による抗議で「写真」というセクションが新たに作られたそうです。

写真のはじまりはフランスのニエプスとダゲールによるダゲレオタイプ、と言われていますが、実は先に写真の原理を発見したのはイギリスのタルボットだったのに、発表せずしばらく写真の研究を中断(別の研究に没頭してしまったそうです…)、その後フランスに先を越されて発表されてしまった、という経緯があります。

そして日本の写真史に深い関わりのあるイギリス。横浜を拠点にしたフェリーチェ・ベアトは有名ですが、それ以外にもウィリアム・バートンなど、写真の分野に長けているイギリス人たちが、日本で欧米の写真家による国際的な展覧会を開き、芸術としての写真を日本に紹介。日本での写真による芸術表現はイギリス人によって開かれていったそうです。

写真も興味深く、当時のイギリスの風景や建物を昔の技法で撮影した作品が多く展示されていました。面白いのは、当時から撮影後にいらないものを消したり、増やしたりしていた作品もあり、やっていることはデジタルになった今も写真の初期の頃も変わらないということ。写真をより印象づけるために、写真のメッセージ性を高めるために、撮影者が手を加えて発表することも許されていたようです。

日本の写真文化とは切っても切れない関係のイギリスでの写真の発祥を知る良い展示でした。是非足を運んでみて下さい。展示図録も教室にありますので、ご覧になりたい方がいらっしゃいましたらレッスン時におっしゃって下さいね。


そして最後におまけです。ちょっと気になっていたウィンドウディスプレイ。六本木のポール・スミスです。


ポール・スミス氏のお父様がアマチュア写真家だったこともあり、ポール氏自身も写真がお好きだそうで、今回のコレクションはお父様とポール氏自身が撮影した写真をプリントした布で作られています。また、それにちなんでディスプレイがこんなオシャレなことになっていて、これをどうしても見たかったので、展示を見た帰りに寄ったのですがなんと…お店がお休みでした!ショック…。

これ、写真が小さくて少し見づらいかもしれませんが、ライトボックス(教室にもある照明機材です)の表面の布に写真がプリントしてあるんですよ!お店がやっていればおそらく光るはず…。光っていなくても素敵でしたが、光っているところも見たかったです…。

でもこのアイディアには脱帽でした。写真の分野の人達には機材にしか見えないので、絶対にない発想。こんなことを思いつくなんて、さすがです!写真も別の角度や分野から見ると本当に自由で、ますます楽しいものになるんだな、と写真の魅力をまた一つ発見しました。みなさんもお近くにいらっしゃる時は是非見てみてくださいね。

2019/02/21

オンラインレッスンに関するアンケート結果

ここ数日は急に暖かくなりましたね。まだ寒い日もあると思いますが、春の訪れももうすぐですね。花粉症の私は春がちょっと怖いのですが… 先日は加湿器の導入をしましたが、今度は空気清浄機の出番です。

さて、先日ブログ等で実施させて頂いたオンラインレッスンに関するアンケートは、たくさんの方にご回答頂き、先日締め切らせて頂きました。お忙しい中ご協力頂いた皆様、ありがとうございました。皆様から頂いた貴重なご意見とご希望を取り入れさせて頂きながら、準備を進めていこうと思っています。

こういったアンケートを実施するのは教室としてもはじめてなのですが、やってみて良かったな、と思いました。この教室をはじめる時にも、プライベートレッスンの写真教室というもの自体あまりなかったこともあり、どういう形式で、何を学びたい人が多いのかわからず、自分の考えのみで準備したのですが、はじめてみたら予想と違うこともたくさんありました。今回もアンケートを実施してみて、やはり予想と違うことも多々あったので、はじめる前にこうやって意見を伺うことができたのはとても良かったと思います。

以下、アンケート結果です。

Q1. オンラインレッスンを受講したいと思いますか?

オンラインレッスンに多少なりとも興味を持って下さった方が回答して下さっているというのもあるとは思いますが、受講してみたい、と思って下さる方が多かったです。また、オンラインレッスンというものがどういうものがわからなくて回答が難しい、というご意見もありました。そういう方も多くいらっしゃると思うので、実際にオンラインレッスンをはじめる際には、体験レッスンやデモレッスンをご受講いただけるようにしようと思っています。


Q2. オンラインレッスンで学びたいことはなんですか?

作品の講評を希望される人が多かったです。確かに、一通り勉強した方は、講評が一番良いと思います。作品へのアドバイスも受けられますし、技術的にわからないことも質問できます。次いでPhotoshop、こちらは画面共有ができればネットでも教えやすい(教わりやすい)分野かな、とも思っています。そして、不明な点の質問がしたい、という方も多かったです。自分で学んでいく中で理解できないことが出てきた時や、対面式レッスンで学んだことをいざ実践してみるとわからなくなってしまった場合など、ピンポイントでわからないことだけを質問できるのは便利ですね。


Q3. オンラインレッスンをどのような場面で利用したいですか?

オンラインレッスンのみで学ぶというのは難しい、というのは皆さんも感じていらっしゃるようで、やはり対面式とオンラインレッスンを用途に合わせて使いわけたい、というご意見がほとんどでした。ただ、遠方にお住まいの方や、事情があり外出できない方、近くに写真教室がない場合などは、対面式レッスンは難しいので、オンラインレッスンだけでも快適に学んで頂けるように準備していきたいと思っています。


 Q4. オンラインレッスンの長さについて希望するものを選んで下さい

この時間の設定が一番難しいと感じていたのですが…みなさんのご意見も様々でした。当教室の対面式レッスンでは1コマ80分、という比較的長い時間にしているのですが、これは実際に撮影をしたり、写真集を一緒に見たり、写真についての意見交換をしたり、技術を伝える以外のこともしているので、80分でも時間が経つのがあっという間なのですが、ネット越しでのレッスンだと、どういう時間の経ち方なのか… こればっかりはやってみないとわからない部分もあります。本格的にはじめる前に、モニター受講などをお願いして、最終的に決定しようかと思っています。また、オンラインレッスンというとメールやチャットなどでのやりとりをイメージされた方もいらっしゃったようで、時間を決めるのが難しかったようです。こちらに関しては私の説明不足で、申し訳ありません。イメージしているのはSkype等を使った電話(音声)でのレッスンです。写真は事前に送って頂いてお互いに同じ写真を見ながらお話できるようにしたり、画面共有などを使って、なるべく対面式のレッスンに近い形で学んで頂けるように工夫していきたいと思っています。


以上がアンケート結果になります。貴重なご意見、本当にありがとうございました。皆様のご意見をもとに、よりよいレッスンになるよう準備をすすめて参ります。

写真教室Feliceでは4月下旬に作品展の中間発表会を行います。作品のコンセプトやテーマ、制作状況を伝えるプレゼンボードを作成し、発表や意見の交換をする場です。現在はその準備と指導をしておりますので、オンラインレッスンの開始は6月以降になる予定です。

2019/01/25

オンラインレッスンに関するアンケート

1月もあっという間に後半、もうすぐ2月ですね。だんだんと寒くなってきて、風邪も流行っているようです。今年は教室にはじめて加湿器を導入してみました。暖房をつけると乾燥してしまうのでその対策です。レッスンでは喋り通しのことが多いので、乾燥していると喉が枯れてしまうのです…。湿度が高いと体感温度も上がり、ウイルスの繁殖も防ぐのでいいことづくめ。すぐに使用しない機材は乾燥剤を入れた密閉容器に保管していますが、教室にも機材やパソコンがあり、湿度が高くなりすぎるのが心配で今まで導入できなかったのですが、湿度50〜60%程度なら機材的にもギリギリOK、ウイルス撃退にも最適なので室内の湿度をそれくらいに保つようにしておけば問題なさそうです。

さて、今日はオンラインレッスンに関するアンケートを作ってみました。Feliceをはじめて以来、対面式でのレッスンを続けてきましたが、遠方に住む方や、外出が難しい方などからネットでのWebレッスンをご希望頂くことがありました。私としては、教室に来て頂いた方が、カメラやパソコンが手元にあって教えやすいですし、生徒さんも理解しやすく、簡単な撮影を一緒にしたり、写真集を見たり、プリントしたり、写真のお話やその他のお話も(!?)生徒さんの顔を見ながらできるので、対面式でのレッスンを続けてきたのですが、様々な事情で、写真を学ぶことが難しい方もいらっしゃることを知り、そのような方にも写真を楽しんで頂けたら、と思うようになりました。

オンラインレッスンなら、どこにいてもレッスンを受講できますし、ちょっとした時間があれば少しずつ学んでいくことができます。まだ準備段階ですが、これから準備するにあたり、簡単なアンケートを作ったので、もしお時間ある方がいらっしゃいましたらご回答頂けると嬉しいです。簡単な選択式のアンケートが4問、所要時間は1分程度です。下記アンケート以外にも、ご要望やご質問などございましたらブログのサイドバーの連絡フォームまたはEmailにてお問い合わせ頂ければと思います。1ヶ月ほどの期間で集計させて頂いて、アンケート結果もこちらのブログに掲載する予定です。

2019.1.25 追記
ブログ記事を見て下さった方から、iPhoneではこのブログ記事の中のアンケートが表示されないとご指摘いただきました。確認不足で申し訳ありません。iPhoneの方は大変お手数ですが、写真教室FeliceのFacebookページまたは写真教室Feliceのホームページ、もしくは下記アンケートページのリンクからご回答頂けますと幸いです。なお、PC(パソコン)からでしたらMac/Windowsのいずれもアンケートが表示されます。みなさんのご希望に合ったオンラインレッスンにしたいと思っておりますのでよろしくお願い致します。

Link:
写真教室Feiceオンラインレッスンに関するアンケート

2019.2.20 追記
オンラインレッスンに関するアンケートは終了させていただきました。ご協力いただきましてありがとうございました。アンケート結果は近日中にこちらのブログに掲載させていただく予定です。

オリジナルのフィードバックアンケートを作りましょう 

2019/01/05

今年もよろしくお願い致します


明けましておめでとうございます!
Felice anno nuovo!  (イタリア語の Happy new year! です)

写真教室Felice10年目となる2019年も、今までと変わらず、写真に真摯に向き合い、写真を楽しんでいただくお手伝いができたらと思っております。本年もどうぞよろしくお願い致します。

今年の年賀状は、2017年の夏に訪れたハンガリーのセンテンドレの街角の写真にしました。センテンドレはブダペストから郊外電車で40分ほどのところにあります。あっという間に歩いて回れる本当に小さな街です。多くのアーティストが住んでいるセンテンドレは、街のどこを見てもおとぎの国のような可愛さ。のんびり流れる時間にほっとします。

年賀状はここ数年は自分の好きな写真を使うことにしているので、季節感も干支も昨年の思い出でもないことがほとんどで、あまり年賀状らしくはないのですが、Happyな気持ちになれるもの、Happyな気持ちで撮っている写真を選んでいます。新しい一年が、みなさまにとってHappyなものになりますように。

さて、今年はFelice作品展を秋に予定しています。昨年は教室のマンションの大規模修繕があったり、今年の前半にはギャラリーの工事があったりで、前回の作品展から間隔がかなりあいてしまったのですが、10月23日から5日間、横浜市民ギャラリーにて久しぶりに作品展を開催しますので、少しずつ準備を進めて下さいね。みなさんの作品を楽しみにしています!

みなさん、新年を迎えてからカメラを持ちましたか?初撮りがまだの方は是非時間を見つけて撮影に出かけて下さいね!それでは今年もたくさん写真を撮る一年にしていきましょう!