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2020/01/03

Happy New Year!


新年明けましておめでとうございます!
早いもので2020年1月で写真教室Feliceは10周年を迎えました。
続けてこられたのは支えてくれる家族や友人、写真を愛する生徒の皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。
これからもFeliceを写真が大好きな人たちが集う場所にしていけたらと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2019年は2年ぶりの生徒さんによる作品展を開催しました。何かを伝えよう、という意思が感じられる作品やブックが多く、見応えのある展示になりました。皆さんの成長を感じられてとても嬉しかったです。今年の夏の中間発表会、来年春の作品展に向けてまた頑張っていきましょう!

今年の年賀状は2018年に訪れたロンドンの早朝のハイドパークで撮った写真です。11月初旬だったのですが、吐く息が白くなり、落ち葉には霜が降りるほどの寒さ。それでも早朝からたくさんの人が散歩している都会のオアシスです。犬連れの人もたくさんいて、ほとんどのわんちゃんはリードなしで歩いています。一定の距離を保って飼い主さんの後をのんびり歩くわんちゃんたち。散歩の途中で出会う他のわんちゃんと喧嘩するでもなく、ときには戯れて遊んだり。穏やかで幸せな時間が流れていました。

2020年も皆様にとって幸せな一年になりますように。

写真を通して自分が楽しくて幸せになったり、見てくださる誰かを幸せにしたり… 写真で人を幸せにしたい、という気持ちではじめた教室も11年目に入ります。今年も写真を通して一人でも多くの方に幸せな気持ちになって頂けるよう前進していきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


2019/03/08

写真の起源 英国


東京都写真美術館で今月5日からはじまった「写真の起源 英国」を見に行って来ました。昨年旅したロンドンのVictoria and Albert Museumにも写真文化の初期の写真や説明がたくさんあったのですが、当たり前ですが説明が全部英語で完全には理解できず… この展示をずっと楽しみにしていました。

写真学校時代、少しは写真の歴史のようなものを学んだはずなのですが、その時はさほど興味がなく… 今思えばもったいないことですがほとんど覚えていなくて、今になって知りたい、と思うようになりました。

写真というものがなかった時代に「写真」が生まれ、ヴィクトリア時代のイギリスでは写真とは何か、科学なのか芸術なのか、というところから議論されていました。万博での展示も「機械」のセクションに分類されそうになりましたが、当時の写真界の方々による抗議で「写真」というセクションが新たに作られたそうです。

写真のはじまりはフランスのニエプスとダゲールによるダゲレオタイプ、と言われていますが、実は先に写真の原理を発見したのはイギリスのタルボットだったのに、発表せずしばらく写真の研究を中断(別の研究に没頭してしまったそうです…)、その後フランスに先を越されて発表されてしまった、という経緯があります。

そして日本の写真史に深い関わりのあるイギリス。横浜を拠点にしたフェリーチェ・ベアトは有名ですが、それ以外にもウィリアム・バートンなど、写真の分野に長けているイギリス人たちが、日本で欧米の写真家による国際的な展覧会を開き、芸術としての写真を日本に紹介。日本での写真による芸術表現はイギリス人によって開かれていったそうです。

写真も興味深く、当時のイギリスの風景や建物を昔の技法で撮影した作品が多く展示されていました。面白いのは、当時から撮影後にいらないものを消したり、増やしたりしていた作品もあり、やっていることはデジタルになった今も写真の初期の頃も変わらないということ。写真をより印象づけるために、写真のメッセージ性を高めるために、撮影者が手を加えて発表することも許されていたようです。

日本の写真文化とは切っても切れない関係のイギリスでの写真の発祥を知る良い展示でした。是非足を運んでみて下さい。展示図録も教室にありますので、ご覧になりたい方がいらっしゃいましたらレッスン時におっしゃって下さいね。


そして最後におまけです。ちょっと気になっていたウィンドウディスプレイ。六本木のポール・スミスです。


ポール・スミス氏のお父様がアマチュア写真家だったこともあり、ポール氏自身も写真がお好きだそうで、今回のコレクションはお父様とポール氏自身が撮影した写真をプリントした布で作られています。また、それにちなんでディスプレイがこんなオシャレなことになっていて、これをどうしても見たかったので、展示を見た帰りに寄ったのですがなんと…お店がお休みでした!ショック…。

これ、写真が小さくて少し見づらいかもしれませんが、ライトボックス(教室にもある照明機材です)の表面の布に写真がプリントしてあるんですよ!お店がやっていればおそらく光るはず…。光っていなくても素敵でしたが、光っているところも見たかったです…。

でもこのアイディアには脱帽でした。写真の分野の人達には機材にしか見えないので、絶対にない発想。こんなことを思いつくなんて、さすがです!写真も別の角度や分野から見ると本当に自由で、ますます楽しいものになるんだな、と写真の魅力をまた一つ発見しました。みなさんもお近くにいらっしゃる時は是非見てみてくださいね。

2018/12/15

LONDON Modern × Retro

11月に行ってきたロンドンのフォトブックが出来上がりました!

表紙にはビビッドな色合いの写真を選んでみました。センス抜群なロンドンのデパートのショーウインドー。


ロンドンへの旅ははじめてで、滞在も1週間足らずだったのですが、そんな短い期間の中で私が感じた印象をブックにまとめてみました。

ロンドンには古いものもあり、新しいものもあります。古いものをそのまま保存するだけでもなく、新しいもので埋め尽くされるでもない、両方がそれぞれ共存したり、ときには融合したりしている場所でした。

私がよく訪れるイタリアは、古いものをとても大切にする文化があります。なので、今訪れても、まるで中世の時代のまま、時が止まってしまったかのような街がたくさんあるのです。自分の国や地域の文化や歴史をとても大切にしています。その分、新しいものが入るのは至難の業、なかなか受け入れてもらえないのです。

対してロンドンは、軽やかに、古いものと新しいもの、自国のものと他国のものがMIXされているような印象を受けました。

プライベートレッスンの写真教室Felice_ロンドンフォトブック

そういうわけで、ロンドンの "Modern × Retro" という視点で写真を集めてブックにしました。30ページの横型のブックです。自分としてははじめて断ち切り(余白や余黒なしでページの端まで写真を配置する方法)を使ったり、紙もカラーをビビッドに出すため光沢にしてみたりしました。

短い期間で撮った写真でざっくりまとめたブックですが、教室に置いておきますので、ご興味のある方はご覧頂ければと思います。

プライベートレッスンの写真教室Felice_ロンドンフォトブック

今回のブックは、街の写真を中心にまとめましたが、ロンドンには街中に自然あふれる公園がたくさんあり、その公園で過ごす時間もとても好きでした。ブックにまとめるほど枚数がありませんが、何かの機会にまたお見せできたらと思っています。

2018/11/24

相棒選び

11月初旬にロンドンに行ってきました。旅する時はいつも、まず飛行機と泊まるところの手配をして、中でどう動くかはあまりきっちりと決めません。無計画とも言えますが、私の場合、計画を立てていても歩いていて面白そうなものがあるとそっちにフラフラ立ち寄ってしまったり、天気によって行く場所を変えてしまったりして、結局意味があまりないのです…。だいたい今日はこの辺りを歩こう、明日はこの辺かな、と大まかにしか決めないし、気に入ったところには短い旅でも2回、3回と行くこともあります。そして、事前に先入観を持ちたくないので、はじめて行くところは最低限の下調べだけで行きます。

なので、旅の準備のメインは、相棒選びです。相棒、というのはもちろんカメラのこと。私の場合、たいてい一人旅なので、カメラが相棒です。イタリアへの旅の場合はいつもだいたい決まっていて(それでも悩むのですが)、大きな変更はないのですが、今回ははじめてのロンドン。いつも通りで行くべきか、新たに違うアプローチにしようか悩みました。ただ、イタリアと違ってロンドンへの旅は、写真を撮るための旅、というつもりではなかったので、なんでもいい、と言えばなんでも良いのですが。でも、そういうわけにもいきません。これはただの旅行、と言い聞かせても一人でいると結局は気づいたら写真ばっかり撮っているので…。どうせ撮るならちゃんと考えて機材を持って行きたいので、かなり悩みました。

でもこの悩みは、私だけではないようで、旅行にいらっしゃる生徒さんからよく相談を受けます。こんな場所に行って、こんなものが撮りたいのだけれど、このカメラでいいのか、どのレンズを持っていけばいいのか…など。それぞれに応じてアドバイスさせていただきますが、そんな相談を受ける私も、自分の旅の時は相当悩みます。相談相手もいないので一人でもんもんと悩み続けます^^;

決まったのは旅に出るほんの3日前くらいだったでしょうか。それまで出していた結論と全く違うカメラを持っていくことにしました。決め手は色。はじめはいつも使っているカメラで行こうかと思ったのですが、ロンドンとイタリアでは街の色や雰囲気が全然違うだろうな、と思い直前に変更し、Panasonicのミラーレス+Leicaのレンズを今回の旅の相棒にすることにしました。いつも使っているカメラは優しく自然な風合いが出るNikonですが、ロンドンは密度のある濃い色が出せるカメラが合うような気がしたので、こんな結論になりました。

旅のカメラ選び、作品作りのカメラ選び、カメラを買う時にも同じことが言えますが、自分が撮りたいもの、出したい風合いを考えて決めると良いと思います。もちろん特殊な撮影の場合はカメラの性能も大切なので、一概には言えませんが、自分の伝えたいイメージとカメラから出てくる絵がぴったり合うものを選ぶと、作品のイメージも作りやすいですし、何より撮っていて楽しいです。

そんなこんなで、悩みに悩んで決めたカメラですが、私が感じたロンドンの街の色合いにぴったりで撮っていて嬉しくなってしまいました。大都会ロンドンで、人混みが苦手&英語ができない私は、最初は途方にくれましたが 、相棒片手に歩き回り、ロンドンで感じた印象を写真に撮ってきました。少し時間がかかるかもしれませんがフォトブックを作る予定なので、できあがりましたらまたお知らせいたします。