2020/01/03
Happy New Year!
新年明けましておめでとうございます!
早いもので2020年1月で写真教室Feliceは10周年を迎えました。
続けてこられたのは支えてくれる家族や友人、写真を愛する生徒の皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。
これからもFeliceを写真が大好きな人たちが集う場所にしていけたらと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
2019年は2年ぶりの生徒さんによる作品展を開催しました。何かを伝えよう、という意思が感じられる作品やブックが多く、見応えのある展示になりました。皆さんの成長を感じられてとても嬉しかったです。今年の夏の中間発表会、来年春の作品展に向けてまた頑張っていきましょう!
今年の年賀状は2018年に訪れたロンドンの早朝のハイドパークで撮った写真です。11月初旬だったのですが、吐く息が白くなり、落ち葉には霜が降りるほどの寒さ。それでも早朝からたくさんの人が散歩している都会のオアシスです。犬連れの人もたくさんいて、ほとんどのわんちゃんはリードなしで歩いています。一定の距離を保って飼い主さんの後をのんびり歩くわんちゃんたち。散歩の途中で出会う他のわんちゃんと喧嘩するでもなく、ときには戯れて遊んだり。穏やかで幸せな時間が流れていました。
2020年も皆様にとって幸せな一年になりますように。
写真を通して自分が楽しくて幸せになったり、見てくださる誰かを幸せにしたり… 写真で人を幸せにしたい、という気持ちではじめた教室も11年目に入ります。今年も写真を通して一人でも多くの方に幸せな気持ちになって頂けるよう前進していきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2019/07/06
奈良 - 水のある風景 -
少し前ですが、奈良に行ってきました。悠々とした佇まい、高くて広い空が好きで、定期的に奈良の空気が吸いたくなります。どこに行ってもそうなりがちな私の旅ですが、旅のメインは散歩です。
ちょっと暑くなりはじめたこの季節、散歩していて通りかかった鷺池。浮見堂が有名な場所です。初めて訪れたのですが、ここも奈良の他の場所と同様、広々としていてのんびりした時が流れていました。周りの樹々や空、雲、浮かぶ枝、流れる風と池の水が作り出す世界は見ていて飽きません。池をぐるりと一周しながら撮りました。
こういうどこにでもありそうで、その時そこにしかない風景が好きです。
写真の正解は必ずしも目の前にある景色をそのまま再現することではないので(もちろんそういう場合もありますが)、表現は自由です。逆に言うと、伝えたい事がないとどう仕上げたらいいのかわからないのでいろいろと迷ってしまいます。写真を撮るとき、発表するとき、どんなイメージで人に伝えたいのかを考えながら取り組むと「伝わる」作品になります。
旅の気軽なポストのつもりでしたが、つい写真について書いてしまいました…。作品展も近いので、皆さんの作品作りのヒントになれば嬉しいです。
2019/03/08
写真の起源 英国
東京都写真美術館で今月5日からはじまった「写真の起源 英国」を見に行って来ました。昨年旅したロンドンのVictoria and Albert Museumにも写真文化の初期の写真や説明がたくさんあったのですが、当たり前ですが説明が全部英語で完全には理解できず… この展示をずっと楽しみにしていました。
写真学校時代、少しは写真の歴史のようなものを学んだはずなのですが、その時はさほど興味がなく… 今思えばもったいないことですがほとんど覚えていなくて、今になって知りたい、と思うようになりました。
写真というものがなかった時代に「写真」が生まれ、ヴィクトリア時代のイギリスでは写真とは何か、科学なのか芸術なのか、というところから議論されていました。万博での展示も「機械」のセクションに分類されそうになりましたが、当時の写真界の方々による抗議で「写真」というセクションが新たに作られたそうです。
写真のはじまりはフランスのニエプスとダゲールによるダゲレオタイプ、と言われていますが、実は先に写真の原理を発見したのはイギリスのタルボットだったのに、発表せずしばらく写真の研究を中断(別の研究に没頭してしまったそうです…)、その後フランスに先を越されて発表されてしまった、という経緯があります。
そして日本の写真史に深い関わりのあるイギリス。横浜を拠点にしたフェリーチェ・ベアトは有名ですが、それ以外にもウィリアム・バートンなど、写真の分野に長けているイギリス人たちが、日本で欧米の写真家による国際的な展覧会を開き、芸術としての写真を日本に紹介。日本での写真による芸術表現はイギリス人によって開かれていったそうです。
写真も興味深く、当時のイギリスの風景や建物を昔の技法で撮影した作品が多く展示されていました。面白いのは、当時から撮影後にいらないものを消したり、増やしたりしていた作品もあり、やっていることはデジタルになった今も写真の初期の頃も変わらないということ。写真をより印象づけるために、写真のメッセージ性を高めるために、撮影者が手を加えて発表することも許されていたようです。
日本の写真文化とは切っても切れない関係のイギリスでの写真の発祥を知る良い展示でした。是非足を運んでみて下さい。展示図録も教室にありますので、ご覧になりたい方がいらっしゃいましたらレッスン時におっしゃって下さいね。
そして最後におまけです。ちょっと気になっていたウィンドウディスプレイ。六本木のポール・スミスです。
ポール・スミス氏のお父様がアマチュア写真家だったこともあり、ポール氏自身も写真がお好きだそうで、今回のコレクションはお父様とポール氏自身が撮影した写真をプリントした布で作られています。また、それにちなんでディスプレイがこんなオシャレなことになっていて、これをどうしても見たかったので、展示を見た帰りに寄ったのですがなんと…お店がお休みでした!ショック…。
これ、写真が小さくて少し見づらいかもしれませんが、ライトボックス(教室にもある照明機材です)の表面の布に写真がプリントしてあるんですよ!お店がやっていればおそらく光るはず…。光っていなくても素敵でしたが、光っているところも見たかったです…。
でもこのアイディアには脱帽でした。写真の分野の人達には機材にしか見えないので、絶対にない発想。こんなことを思いつくなんて、さすがです!写真も別の角度や分野から見ると本当に自由で、ますます楽しいものになるんだな、と写真の魅力をまた一つ発見しました。みなさんもお近くにいらっしゃる時は是非見てみてくださいね。
2019/02/21
オンラインレッスンに関するアンケート結果
ここ数日は急に暖かくなりましたね。まだ寒い日もあると思いますが、春の訪れももうすぐですね。花粉症の私は春がちょっと怖いのですが… 先日は加湿器の導入をしましたが、今度は空気清浄機の出番です。
さて、先日ブログ等で実施させて頂いたオンラインレッスンに関するアンケートは、たくさんの方にご回答頂き、先日締め切らせて頂きました。お忙しい中ご協力頂いた皆様、ありがとうございました。皆様から頂いた貴重なご意見とご希望を取り入れさせて頂きながら、準備を進めていこうと思っています。
こういったアンケートを実施するのは教室としてもはじめてなのですが、やってみて良かったな、と思いました。この教室をはじめる時にも、プライベートレッスンの写真教室というもの自体あまりなかったこともあり、どういう形式で、何を学びたい人が多いのかわからず、自分の考えのみで準備したのですが、はじめてみたら予想と違うこともたくさんありました。今回もアンケートを実施してみて、やはり予想と違うことも多々あったので、はじめる前にこうやって意見を伺うことができたのはとても良かったと思います。
以下、アンケート結果です。
Q1. オンラインレッスンを受講したいと思いますか?
オンラインレッスンに多少なりとも興味を持って下さった方が回答して下さっているというのもあるとは思いますが、受講してみたい、と思って下さる方が多かったです。また、オンラインレッスンというものがどういうものがわからなくて回答が難しい、というご意見もありました。そういう方も多くいらっしゃると思うので、実際にオンラインレッスンをはじめる際には、体験レッスンやデモレッスンをご受講いただけるようにしようと思っています。
Q2. オンラインレッスンで学びたいことはなんですか?
作品の講評を希望される人が多かったです。確かに、一通り勉強した方は、講評が一番良いと思います。作品へのアドバイスも受けられますし、技術的にわからないことも質問できます。次いでPhotoshop、こちらは画面共有ができればネットでも教えやすい(教わりやすい)分野かな、とも思っています。そして、不明な点の質問がしたい、という方も多かったです。自分で学んでいく中で理解できないことが出てきた時や、対面式レッスンで学んだことをいざ実践してみるとわからなくなってしまった場合など、ピンポイントでわからないことだけを質問できるのは便利ですね。
Q3. オンラインレッスンをどのような場面で利用したいですか?
オンラインレッスンのみで学ぶというのは難しい、というのは皆さんも感じていらっしゃるようで、やはり対面式とオンラインレッスンを用途に合わせて使いわけたい、というご意見がほとんどでした。ただ、遠方にお住まいの方や、事情があり外出できない方、近くに写真教室がない場合などは、対面式レッスンは難しいので、オンラインレッスンだけでも快適に学んで頂けるように準備していきたいと思っています。
Q4. オンラインレッスンの長さについて希望するものを選んで下さい
この時間の設定が一番難しいと感じていたのですが…みなさんのご意見も様々でした。当教室の対面式レッスンでは1コマ80分、という比較的長い時間にしているのですが、これは実際に撮影をしたり、写真集を一緒に見たり、写真についての意見交換をしたり、技術を伝える以外のこともしているので、80分でも時間が経つのがあっという間なのですが、ネット越しでのレッスンだと、どういう時間の経ち方なのか… こればっかりはやってみないとわからない部分もあります。本格的にはじめる前に、モニター受講などをお願いして、最終的に決定しようかと思っています。また、オンラインレッスンというとメールやチャットなどでのやりとりをイメージされた方もいらっしゃったようで、時間を決めるのが難しかったようです。こちらに関しては私の説明不足で、申し訳ありません。イメージしているのはSkype等を使った電話(音声)でのレッスンです。写真は事前に送って頂いてお互いに同じ写真を見ながらお話できるようにしたり、画面共有などを使って、なるべく対面式のレッスンに近い形で学んで頂けるように工夫していきたいと思っています。
以上がアンケート結果になります。貴重なご意見、本当にありがとうございました。皆様のご意見をもとに、よりよいレッスンになるよう準備をすすめて参ります。
写真教室Feliceでは4月下旬に作品展の中間発表会を行います。作品のコンセプトやテーマ、制作状況を伝えるプレゼンボードを作成し、発表や意見の交換をする場です。現在はその準備と指導をしておりますので、オンラインレッスンの開始は6月以降になる予定です。
2019/01/25
オンラインレッスンに関するアンケート
1月もあっという間に後半、もうすぐ2月ですね。だんだんと寒くなってきて、風邪も流行っているようです。今年は教室にはじめて加湿器を導入してみました。暖房をつけると乾燥してしまうのでその対策です。レッスンでは喋り通しのことが多いので、乾燥していると喉が枯れてしまうのです…。湿度が高いと体感温度も上がり、ウイルスの繁殖も防ぐのでいいことづくめ。すぐに使用しない機材は乾燥剤を入れた密閉容器に保管していますが、教室にも機材やパソコンがあり、湿度が高くなりすぎるのが心配で今まで導入できなかったのですが、湿度50〜60%程度なら機材的にもギリギリOK、ウイルス撃退にも最適なので室内の湿度をそれくらいに保つようにしておけば問題なさそうです。
さて、今日はオンラインレッスンに関するアンケートを作ってみました。Feliceをはじめて以来、対面式でのレッスンを続けてきましたが、遠方に住む方や、外出が難しい方などからネットでのWebレッスンをご希望頂くことがありました。私としては、教室に来て頂いた方が、カメラやパソコンが手元にあって教えやすいですし、生徒さんも理解しやすく、簡単な撮影を一緒にしたり、写真集を見たり、プリントしたり、写真のお話やその他のお話も(!?)生徒さんの顔を見ながらできるので、対面式でのレッスンを続けてきたのですが、様々な事情で、写真を学ぶことが難しい方もいらっしゃることを知り、そのような方にも写真を楽しんで頂けたら、と思うようになりました。
オンラインレッスンなら、どこにいてもレッスンを受講できますし、ちょっとした時間があれば少しずつ学んでいくことができます。まだ準備段階ですが、これから準備するにあたり、簡単なアンケートを作ったので、もしお時間ある方がいらっしゃいましたらご回答頂けると嬉しいです。簡単な選択式のアンケートが4問、所要時間は1分程度です。下記アンケート以外にも、ご要望やご質問などございましたらブログのサイドバーの連絡フォームまたはEmailにてお問い合わせ頂ければと思います。1ヶ月ほどの期間で集計させて頂いて、アンケート結果もこちらのブログに掲載する予定です。
2019.1.25 追記
ブログ記事を見て下さった方から、iPhoneではこのブログ記事の中のアンケートが表示されないとご指摘いただきました。確認不足で申し訳ありません。iPhoneの方は大変お手数ですが、写真教室FeliceのFacebookページまたは写真教室Feliceのホームページ、もしくは下記アンケートページのリンクからご回答頂けますと幸いです。なお、PC(パソコン)からでしたらMac/Windowsのいずれもアンケートが表示されます。みなさんのご希望に合ったオンラインレッスンにしたいと思っておりますのでよろしくお願い致します。
Link:
写真教室Feiceオンラインレッスンに関するアンケート
2019.2.20 追記
オンラインレッスンに関するアンケートは終了させていただきました。ご協力いただきましてありがとうございました。アンケート結果は近日中にこちらのブログに掲載させていただく予定です。
オリジナルのフィードバックアンケートを作りましょう
さて、今日はオンラインレッスンに関するアンケートを作ってみました。Feliceをはじめて以来、対面式でのレッスンを続けてきましたが、遠方に住む方や、外出が難しい方などからネットでのWebレッスンをご希望頂くことがありました。私としては、教室に来て頂いた方が、カメラやパソコンが手元にあって教えやすいですし、生徒さんも理解しやすく、簡単な撮影を一緒にしたり、写真集を見たり、プリントしたり、写真のお話やその他のお話も(!?)生徒さんの顔を見ながらできるので、対面式でのレッスンを続けてきたのですが、様々な事情で、写真を学ぶことが難しい方もいらっしゃることを知り、そのような方にも写真を楽しんで頂けたら、と思うようになりました。
オンラインレッスンなら、どこにいてもレッスンを受講できますし、ちょっとした時間があれば少しずつ学んでいくことができます。まだ準備段階ですが、これから準備するにあたり、簡単なアンケートを作ったので、もしお時間ある方がいらっしゃいましたらご回答頂けると嬉しいです。簡単な選択式のアンケートが4問、所要時間は1分程度です。下記アンケート以外にも、ご要望やご質問などございましたらブログのサイドバーの連絡フォームまたはEmailにてお問い合わせ頂ければと思います。1ヶ月ほどの期間で集計させて頂いて、アンケート結果もこちらのブログに掲載する予定です。
2019.1.25 追記
ブログ記事を見て下さった方から、iPhoneではこのブログ記事の中のアンケートが表示されないとご指摘いただきました。確認不足で申し訳ありません。iPhoneの方は大変お手数ですが、写真教室FeliceのFacebookページまたは写真教室Feliceのホームページ、もしくは下記アンケートページのリンクからご回答頂けますと幸いです。なお、PC(パソコン)からでしたらMac/Windowsのいずれもアンケートが表示されます。みなさんのご希望に合ったオンラインレッスンにしたいと思っておりますのでよろしくお願い致します。
Link:
写真教室Feiceオンラインレッスンに関するアンケート
2019.2.20 追記
オンラインレッスンに関するアンケートは終了させていただきました。ご協力いただきましてありがとうございました。アンケート結果は近日中にこちらのブログに掲載させていただく予定です。
オリジナルのフィードバックアンケートを作りましょう
2019/01/05
今年もよろしくお願い致します
明けましておめでとうございます!
Felice anno nuovo! (イタリア語の Happy new year! です)
写真教室Felice10年目となる2019年も、今までと変わらず、写真に真摯に向き合い、写真を楽しんでいただくお手伝いができたらと思っております。本年もどうぞよろしくお願い致します。
今年の年賀状は、2017年の夏に訪れたハンガリーのセンテンドレの街角の写真にしました。センテンドレはブダペストから郊外電車で40分ほどのところにあります。あっという間に歩いて回れる本当に小さな街です。多くのアーティストが住んでいるセンテンドレは、街のどこを見てもおとぎの国のような可愛さ。のんびり流れる時間にほっとします。
年賀状はここ数年は自分の好きな写真を使うことにしているので、季節感も干支も昨年の思い出でもないことがほとんどで、あまり年賀状らしくはないのですが、Happyな気持ちになれるもの、Happyな気持ちで撮っている写真を選んでいます。新しい一年が、みなさまにとってHappyなものになりますように。
さて、今年はFelice作品展を秋に予定しています。昨年は教室のマンションの大規模修繕があったり、今年の前半にはギャラリーの工事があったりで、前回の作品展から間隔がかなりあいてしまったのですが、10月23日から5日間、横浜市民ギャラリーにて久しぶりに作品展を開催しますので、少しずつ準備を進めて下さいね。みなさんの作品を楽しみにしています!
みなさん、新年を迎えてからカメラを持ちましたか?初撮りがまだの方は是非時間を見つけて撮影に出かけて下さいね!それでは今年もたくさん写真を撮る一年にしていきましょう!
2018/12/15
LONDON Modern × Retro
11月に行ってきたロンドンのフォトブックが出来上がりました!
ロンドンには古いものもあり、新しいものもあります。古いものをそのまま保存するだけでもなく、新しいもので埋め尽くされるでもない、両方がそれぞれ共存したり、ときには融合したりしている場所でした。
私がよく訪れるイタリアは、古いものをとても大切にする文化があります。なので、今訪れても、まるで中世の時代のまま、時が止まってしまったかのような街がたくさんあるのです。自分の国や地域の文化や歴史をとても大切にしています。その分、新しいものが入るのは至難の業、なかなか受け入れてもらえないのです。
対してロンドンは、軽やかに、古いものと新しいもの、自国のものと他国のものがMIXされているような印象を受けました。
そういうわけで、ロンドンの "Modern × Retro" という視点で写真を集めてブックにしました。30ページの横型のブックです。自分としてははじめて断ち切り(余白や余黒なしでページの端まで写真を配置する方法)を使ったり、紙もカラーをビビッドに出すため光沢にしてみたりしました。
短い期間で撮った写真でざっくりまとめたブックですが、教室に置いておきますので、ご興味のある方はご覧頂ければと思います。
今回のブックは、街の写真を中心にまとめましたが、ロンドンには街中に自然あふれる公園がたくさんあり、その公園で過ごす時間もとても好きでした。ブックにまとめるほど枚数がありませんが、何かの機会にまたお見せできたらと思っています。
2018/12/04
建築×写真 - ここのみに在る光 / 九龍城砦 - 宮本隆司
東京都写真美術館で開催されている「建築×写真 - ここのみに在る光」に先日行ってきました。もともと建築を学んでいて、写真をはじめたきっかけも建築写真だったので、建築の写真の展示があると、気になって見に行きます。
この展示はこの美術館のコレクションの中で、建築を題材にしたものを並べたものなので、写真家、時代、国、被写体、アプローチも様々でした。とても固い印象の所謂「建築写真」的なものから、建物をイメージとして捉えたものもありましたが、私が意外にも心をつかまれたのは、ドキュメンタリー調の作品でした。
宮本隆司(みやもとりゅうじ)氏の九龍城砦(くーろんじょうさい)を撮った作品群です。九龍城砦とは、1950年代から(現在の)香港に形成されていた巨大なスラム街。どの国の法も及ばない、無法地帯と言われていた場所です。1993年から1994年にかけて取り壊され、現在では存在しない街となっています。
私は何の知識もなく、この作品を見たのですが、私がこの九龍城砦という建物の写真から感じたのは、無法地帯ゆえの怪しさというより、生きるパワーというか、人間の計り知れないエネルギー、目に見えない静かで巨大な力でした。
1900年代に刊行された写真集「九龍城砦」は現在では入手が困難ですが、近年、デジタルリマスター版の写真集が刊行されています。でももし機会があれば是非、展示に足を運んで、大きなサイズで作品を見て頂きたいです。写真の作品は実物を見た方が良いものと、写真集という形式で見ても良さがわかるものがありますが、この作品に関しては、オリジナルのプリントを見ることをおすすめします。
デジタルリマスター版の写真集については、手元にありますので、レッスン時にご覧になりたい方はおっしゃって頂ければと思います。
写真を学ぶには、大切なことがいくつかあり、そのうちの一つが良い作品をたくさん見ることです。素晴らしい作品に触れることが感性面でも大事なだけでなく、作品のバックグラウンドや、コンセプト、作品になるまでの過程、展示の際に見る人に伝えるための工夫や意図など勉強になることばかりです。写真集や写真展、絵画展や映画などを見ることをいつもおすすめしていますが、なかなか機会がない方もいらっしゃると思うので、希望される方には写真集をレッスン時にご覧頂けるようにしていこうかと思っています。見て頂ける写真集につきましては、今後ブログでご紹介していく予定です。
「建築×写真 - ここのみに在る光」は来年1月27日まで。美しいモノクロ写真で知られるイギリス人の風景写真家、マイケル・ケンナ写真展も同美術館で開催中です。
この展示はこの美術館のコレクションの中で、建築を題材にしたものを並べたものなので、写真家、時代、国、被写体、アプローチも様々でした。とても固い印象の所謂「建築写真」的なものから、建物をイメージとして捉えたものもありましたが、私が意外にも心をつかまれたのは、ドキュメンタリー調の作品でした。
宮本隆司(みやもとりゅうじ)氏の九龍城砦(くーろんじょうさい)を撮った作品群です。九龍城砦とは、1950年代から(現在の)香港に形成されていた巨大なスラム街。どの国の法も及ばない、無法地帯と言われていた場所です。1993年から1994年にかけて取り壊され、現在では存在しない街となっています。
私は何の知識もなく、この作品を見たのですが、私がこの九龍城砦という建物の写真から感じたのは、無法地帯ゆえの怪しさというより、生きるパワーというか、人間の計り知れないエネルギー、目に見えない静かで巨大な力でした。
1900年代に刊行された写真集「九龍城砦」は現在では入手が困難ですが、近年、デジタルリマスター版の写真集が刊行されています。でももし機会があれば是非、展示に足を運んで、大きなサイズで作品を見て頂きたいです。写真の作品は実物を見た方が良いものと、写真集という形式で見ても良さがわかるものがありますが、この作品に関しては、オリジナルのプリントを見ることをおすすめします。
デジタルリマスター版の写真集については、手元にありますので、レッスン時にご覧になりたい方はおっしゃって頂ければと思います。
写真を学ぶには、大切なことがいくつかあり、そのうちの一つが良い作品をたくさん見ることです。素晴らしい作品に触れることが感性面でも大事なだけでなく、作品のバックグラウンドや、コンセプト、作品になるまでの過程、展示の際に見る人に伝えるための工夫や意図など勉強になることばかりです。写真集や写真展、絵画展や映画などを見ることをいつもおすすめしていますが、なかなか機会がない方もいらっしゃると思うので、希望される方には写真集をレッスン時にご覧頂けるようにしていこうかと思っています。見て頂ける写真集につきましては、今後ブログでご紹介していく予定です。
「建築×写真 - ここのみに在る光」は来年1月27日まで。美しいモノクロ写真で知られるイギリス人の風景写真家、マイケル・ケンナ写真展も同美術館で開催中です。
2018/11/24
相棒選び
11月初旬にロンドンに行ってきました。旅する時はいつも、まず飛行機と泊まるところの手配をして、中でどう動くかはあまりきっちりと決めません。無計画とも言えますが、私の場合、計画を立てていても歩いていて面白そうなものがあるとそっちにフラフラ立ち寄ってしまったり、天気によって行く場所を変えてしまったりして、結局意味があまりないのです…。だいたい今日はこの辺りを歩こう、明日はこの辺かな、と大まかにしか決めないし、気に入ったところには短い旅でも2回、3回と行くこともあります。そして、事前に先入観を持ちたくないので、はじめて行くところは最低限の下調べだけで行きます。
なので、旅の準備のメインは、相棒選びです。相棒、というのはもちろんカメラのこと。私の場合、たいてい一人旅なので、カメラが相棒です。イタリアへの旅の場合はいつもだいたい決まっていて(それでも悩むのですが)、大きな変更はないのですが、今回ははじめてのロンドン。いつも通りで行くべきか、新たに違うアプローチにしようか悩みました。ただ、イタリアと違ってロンドンへの旅は、写真を撮るための旅、というつもりではなかったので、なんでもいい、と言えばなんでも良いのですが。でも、そういうわけにもいきません。これはただの旅行、と言い聞かせても一人でいると結局は気づいたら写真ばっかり撮っているので…。どうせ撮るならちゃんと考えて機材を持って行きたいので、かなり悩みました。
でもこの悩みは、私だけではないようで、旅行にいらっしゃる生徒さんからよく相談を受けます。こんな場所に行って、こんなものが撮りたいのだけれど、このカメラでいいのか、どのレンズを持っていけばいいのか…など。それぞれに応じてアドバイスさせていただきますが、そんな相談を受ける私も、自分の旅の時は相当悩みます。相談相手もいないので一人でもんもんと悩み続けます^^;
決まったのは旅に出るほんの3日前くらいだったでしょうか。それまで出していた結論と全く違うカメラを持っていくことにしました。決め手は色。はじめはいつも使っているカメラで行こうかと思ったのですが、ロンドンとイタリアでは街の色や雰囲気が全然違うだろうな、と思い直前に変更し、Panasonicのミラーレス+Leicaのレンズを今回の旅の相棒にすることにしました。いつも使っているカメラは優しく自然な風合いが出るNikonですが、ロンドンは密度のある濃い色が出せるカメラが合うような気がしたので、こんな結論になりました。
旅のカメラ選び、作品作りのカメラ選び、カメラを買う時にも同じことが言えますが、自分が撮りたいもの、出したい風合いを考えて決めると良いと思います。もちろん特殊な撮影の場合はカメラの性能も大切なので、一概には言えませんが、自分の伝えたいイメージとカメラから出てくる絵がぴったり合うものを選ぶと、作品のイメージも作りやすいですし、何より撮っていて楽しいです。
そんなこんなで、悩みに悩んで決めたカメラですが、私が感じたロンドンの街の色合いにぴったりで撮っていて嬉しくなってしまいました。大都会ロンドンで、人混みが苦手&英語ができない私は、最初は途方にくれましたが 、相棒片手に歩き回り、ロンドンで感じた印象を写真に撮ってきました。少し時間がかかるかもしれませんがフォトブックを作る予定なので、できあがりましたらまたお知らせいたします。
なので、旅の準備のメインは、相棒選びです。相棒、というのはもちろんカメラのこと。私の場合、たいてい一人旅なので、カメラが相棒です。イタリアへの旅の場合はいつもだいたい決まっていて(それでも悩むのですが)、大きな変更はないのですが、今回ははじめてのロンドン。いつも通りで行くべきか、新たに違うアプローチにしようか悩みました。ただ、イタリアと違ってロンドンへの旅は、写真を撮るための旅、というつもりではなかったので、なんでもいい、と言えばなんでも良いのですが。でも、そういうわけにもいきません。これはただの旅行、と言い聞かせても一人でいると結局は気づいたら写真ばっかり撮っているので…。どうせ撮るならちゃんと考えて機材を持って行きたいので、かなり悩みました。
でもこの悩みは、私だけではないようで、旅行にいらっしゃる生徒さんからよく相談を受けます。こんな場所に行って、こんなものが撮りたいのだけれど、このカメラでいいのか、どのレンズを持っていけばいいのか…など。それぞれに応じてアドバイスさせていただきますが、そんな相談を受ける私も、自分の旅の時は相当悩みます。相談相手もいないので一人でもんもんと悩み続けます^^;
決まったのは旅に出るほんの3日前くらいだったでしょうか。それまで出していた結論と全く違うカメラを持っていくことにしました。決め手は色。はじめはいつも使っているカメラで行こうかと思ったのですが、ロンドンとイタリアでは街の色や雰囲気が全然違うだろうな、と思い直前に変更し、Panasonicのミラーレス+Leicaのレンズを今回の旅の相棒にすることにしました。いつも使っているカメラは優しく自然な風合いが出るNikonですが、ロンドンは密度のある濃い色が出せるカメラが合うような気がしたので、こんな結論になりました。
旅のカメラ選び、作品作りのカメラ選び、カメラを買う時にも同じことが言えますが、自分が撮りたいもの、出したい風合いを考えて決めると良いと思います。もちろん特殊な撮影の場合はカメラの性能も大切なので、一概には言えませんが、自分の伝えたいイメージとカメラから出てくる絵がぴったり合うものを選ぶと、作品のイメージも作りやすいですし、何より撮っていて楽しいです。
そんなこんなで、悩みに悩んで決めたカメラですが、私が感じたロンドンの街の色合いにぴったりで撮っていて嬉しくなってしまいました。大都会ロンドンで、人混みが苦手&英語ができない私は、最初は途方にくれましたが 、相棒片手に歩き回り、ロンドンで感じた印象を写真に撮ってきました。少し時間がかかるかもしれませんがフォトブックを作る予定なので、できあがりましたらまたお知らせいたします。
2018/11/23
新・Feliceブログ!とご挨拶
写真教室Feliceのブログ、引っ越ししました。
写真中心だった以前のブログですが、こちらのブログでは、写真にまつわるいろいろなことを書いていけたらと思っています。
初めましての方に教室のご紹介です。写真教室Felice(フェリーチェ)は写真やカメラ、Photoshopなど、プライベートレッスンで学べる教室です。2010年に神奈川県鎌倉市で教室をはじめて今年で9年目になります。生徒さんは神奈川や東京にお住まいの方が中心ですが、遠方からお問い合わせ頂くこともあり、現在オンラインレッスンも準備中です。
普段は1人ずつ、もしくは少人数のグループレッスンで学んでいますが、発表の機会もあり、1〜2年に1回、生徒さんの作品展を桜木町の横浜市民ギャラリーにて開催しています。Feliceでは、最終的には写真を「作品」という形にまとめて発表することに重きを置いています。撮るだけでも楽しい写真ですが、それを人に見て頂くことを通して何かを「伝える」ことが写真にとって一番大切なことだと考えているからです。写真が大好きな方、Benvenuto! 楽しく写真を学んで、作品作りをしていきましょう。
Benvenuto (ベンベヌート)! = Welcome! です。正確に言えば、ブログを訪問して下さった方が女性でしたら、語尾が変わってBenvenuta! になるのですが。イタリア語はそういうところがちょっと複雑ですね。話がそれましたが… 教室の名前である "Felice" はイタリア語で「幸せな」という意味です。写真で人を幸せに、の願いを込めてこの名前にしました。
私自身、イタリアに惹かれ、何度も行って撮り続けています。この教室をはじめたのも、イタリアで写真を学んだことがきっかけです。そういうこともあって、Feliceはイタリアに縁がある教室なので、このブログにも時々イタリアの話やイタリア語も登場させてみようかと思います。
それでは、新しくなったFeliceのブログをよろしくお願い致します。
Ciao! (これは有名ですね)
写真中心だった以前のブログですが、こちらのブログでは、写真にまつわるいろいろなことを書いていけたらと思っています。
初めましての方に教室のご紹介です。写真教室Felice(フェリーチェ)は写真やカメラ、Photoshopなど、プライベートレッスンで学べる教室です。2010年に神奈川県鎌倉市で教室をはじめて今年で9年目になります。生徒さんは神奈川や東京にお住まいの方が中心ですが、遠方からお問い合わせ頂くこともあり、現在オンラインレッスンも準備中です。
普段は1人ずつ、もしくは少人数のグループレッスンで学んでいますが、発表の機会もあり、1〜2年に1回、生徒さんの作品展を桜木町の横浜市民ギャラリーにて開催しています。Feliceでは、最終的には写真を「作品」という形にまとめて発表することに重きを置いています。撮るだけでも楽しい写真ですが、それを人に見て頂くことを通して何かを「伝える」ことが写真にとって一番大切なことだと考えているからです。写真が大好きな方、Benvenuto! 楽しく写真を学んで、作品作りをしていきましょう。
Benvenuto (ベンベヌート)! = Welcome! です。正確に言えば、ブログを訪問して下さった方が女性でしたら、語尾が変わってBenvenuta! になるのですが。イタリア語はそういうところがちょっと複雑ですね。話がそれましたが… 教室の名前である "Felice" はイタリア語で「幸せな」という意味です。写真で人を幸せに、の願いを込めてこの名前にしました。
私自身、イタリアに惹かれ、何度も行って撮り続けています。この教室をはじめたのも、イタリアで写真を学んだことがきっかけです。そういうこともあって、Feliceはイタリアに縁がある教室なので、このブログにも時々イタリアの話やイタリア語も登場させてみようかと思います。
それでは、新しくなったFeliceのブログをよろしくお願い致します。
Ciao! (これは有名ですね)
















